【サッカー本】サッカー・J2論/松井大輔/書評

おすすめサッカー本の紹介です。
「サッカー・J2論」

鹿児島実業高校で高校サッカー選手権準優勝。その後、京都パープルサンガ(現・京都サンガ)に加入し、フランスのル・マンを始め、様々な海外リーグで活躍。そして日本代表でも国際Aマッチ31試合に出場するなど、日本を代表するプレイヤーである「松井大輔」が著者の本です。

書籍情報

タイトル サッカー・J2論
著者 松井 大輔
出版 ワニブックス PLUS新書
発刊 2019年12月25日

目次

第1章 J2の成り立ちと現在地
第2章 J1とJ2にみる格差社会
第3章 ここがヘンだよ 海外の2部
第4章 J2が育てた名選手たち
第5章 J2全チーム総評

華々しい経歴ですが、実は松井選手はそのプロキャリアの中でも半分は海外リーグとJリーグの2部リーグでプレーしており、その経験からJ2というなかなか一般メディアには焦点が当たらないリーグにフォーカスした面白い切り口となっています。

J1からJ2クラブへ移籍する際の葛藤。そしてその決断をする際にキングカズからもらったアドバイスがサッカー選手の本質を突いています。
J1経験者からするとどうしても都落ちのような印象がありますが、いや、そんなことはないと。確かにJ1と比べて予算も少なく、グラウンド環境面の問題もありまがすが、サッカー選手にとって、必要とされて試合に出場できる環境が何よりも重要で、その環境がJ2はあると言います。

また、J1と比べた待遇格差の紹介も面白い。ホテルのランクが下がるのは当たりまえだが、ユニフォーム交換も自腹というから驚きます。

そして、J1昇格を目指すこのリーグにも、実はメリットがたくさんあるようだ。
過酷だがチャンスでもあるJ2リーグ。J2サポーター以外でも十分楽しめる一冊です。

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