J2 第3節
東京ヴェルディ vs ツエーゲン金沢
@味の素スタジアム(home)
重たい雰囲気を吹き飛ばす試合となったのではないでしょうか。
チーム創立50周年を迎えたヴェルディにとって、今期J1昇格は是が非でも決めたい年。にも関わらず開幕2連敗で、チームもサポーターも早くも今期も諦めなければいけないのか、と頭をよぎるタイミングでの勝利!しかも逆転勝利!個の力が際立った試合でした。
ワントップを担った林陵平。1点目の左足からの弾丸シュートはホントにすごかったですが、それをお膳立てした佐藤優平が今日はキレキレの動きを見せてくれました。
佐藤優平は左ハーフでしたが、至るところに顔を出してリズム良くパスを繋いでくれました。また、ボールを受ける瞬間に背負うディフェンスに対してワンフェイント入れるので、1枚剥がして前を向くことが本当に上手い。
林陵平へのラストパスもワンフェイントいれてからのパスでした。
そして後半30分、内田達也代わり、あの期待の(というか僕が期待の)森田晃樹がついにJリーグデビュー!
森田晃樹は昨年ヴェルディユースでキャプテンを務め、10番を背負っていた男。身長が高くないためフィジカル面で見劣りしますが、足元の技術、視野の広さ、戦術眼がそれを十分カバーする。
内田達也は低めの位置で守備の芽をつぶすタイプのボランチですが、森田晃樹はもう5m前でプレーし、決定的なパスを供給するタイプ。
今日も臆することなく、ボールキープから前線へパスを出し続ける。やはり森田晃樹の能力は高い。ヴェルディユース時代には他の選手と格が違うの存在感を放っていましたが、やはりそれは本物でした。
だった15分のプレーですが、そのプレーにみんな満足しているのではないでしょうか。
42分に途中出場となったヴェルディユースあがりの藤本寛也も然り。
やはりヴェルディにはヴェルディらしいスタイルがあります。
確かなテクニックをベースに、狭い範囲でもパスで崩していく。
佐藤優平、森田晃樹、藤本寛也はこのスタイルを具現化できる選手ですね。
中盤争いはますますヒートアップですが、セントラルハーフとして森田晃樹、ボランチとして井上潮音の組み合わせがいいんじゃないですかね。
今日の勝利はホントに大きいですね。味の素スタジアムのサポーターも応援に一段と力が入っていました。そして勝利のラインダンス。言うこと無しの一日でした(花粉除く)。
(ヴェルディユースから昇格組の動向)
井上潮音 : ベンチ外・・・
渡辺浩太 : 負傷中
藤本寛也 : 後半42分途中出場
森田晃樹 : 後半30分途中出場
山本理仁 : ベンチ外・・・
◼︎東京ヴェルディ 2-1 ツエーゲン金沢
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