プリンスリーグ関東 第4節
三菱養和ユース vs 横浜FCユース
@三菱養和調布グラウンド
三菱養和ユースは昨年のプリンスリーグ関東は8位フィニッシュ。
J下部、強豪高体連がひしめく中、辛くも降格を逃れて今期もプレミア関東が主戦場。
一方、横浜FCユースは神奈川県1部リーグを制し、プリンス昇格戦も見事に勝ち抜いて
今期よりプリンス参入。どこまで踏ん張れるか楽しみなチームの一つ。
まずは横浜FCがスタイルを見せつける。ポゼッションサッカーで序盤はゲームを支配。
キャプテンでボランチの#4は、味方が預けたいタイミングで顔を出してボールを捌いていくタイプ。ボール奪取力も高い。
CBの間に落ちることで、CBがワイドに広がり、SBが高い位置の扇型でビルドアップを図る。隙間が出来たところに縦パスを入れるというパターンを繰り返す。
横浜#10もいい選手かと。レフティで右サイドアタッカーであるため、切り返しからインにインに入ってくる動きはかなり手を焼くはず。
30分近くまではほとんど横浜ペースだが、三菱養和も徐々に修正。
#10が前線の起点となり、左サイドからいくつか決定機が見られる場面も出てきたが、
ここで横浜にやられる。
38分にペナルティエリア左外からのFKを横浜#7が強烈に押し込んで横浜先制。
気合いもインテンシティも横浜が一歩上手。球際も養和より一足早く、セカンドボールを着実に回収していく。
三菱養和はボール回しにつられて、横浜のフォワードへのマークが甘くなる。バイタルエリア手前で頻繁にフリーで前を向かせてしまう場面が多くみられた。
養和はハーフタイムで前線からのプレスを指示されたはず。
後半に入るとツートップがプレス強度を高めて、ボールを嵌めていこうという意図が感じられたが、後半20分、再び横浜にやられる。#7が2点目。
再度横浜の流れになるかと思った矢先に、クロスからのヘディングで三菱養和が1点返す。
これで三菱養和が息を吹き返す。まだわからない。お互い気合いの入った試合。
ラスト5分から三菱養和はパワープレイ。ロングボールを前線に放り込む作戦。
そして後半アディッショナルタイム。ついに三菱養和が同点に追いついたところで試合終了。
■三菱養和ユース 2-2 横浜FCユース
この試合、観客が非常に大人しかったせいか、各選手のフィジカルコンタクトの音、ボールを蹴る音、息遣い、鼓舞する声などが良く聞き取れた。
Jリーグもよく見に行くが、応援や太鼓の音がすごすぎて、選手の声や音は全く聞こえない。
やはり高校年代のサッカーの方が躍動感を感じられると改めて思った試合でした。
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