【サッカー本】プロサッカー選手をめざす子どもの親が知っておくべきこと/西部謙司/書評

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サッカーおすすめ本の紹介です。
「プロサッカー選手をめざす子どもの親が知っておくべきこと」

お子さんの夢はプロサッカー選手。
サッカーをやっているお子さんなら、一度は「プロサッカー選手」になりたい!という時期があるのではないでしょうか?
そして高学年になるにつれて、「この子は意外と素質あるかも?」となったとき、親として将来を見据えたアドバイスができるでしょうか?

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書籍情報

タイトルプロサッカー選手をめざす子どもの親が知っておくべきこと
著者西部 謙司
出版日本実業出版社
発刊2019年12月18日

 

目次

第1章 「プロサッカー選手」とは何か
第2章 プロサッカー選手になるための条件
第3章 プロサッカー選手になるための道すじ
第4章 あの選手たちはどのようにプロサッカー選手になったのか(日本人選手編)
第5章 あの選手たちはどのようにプロサッカー選手になったのか(外国人選手編)

書評

【推薦対象者】育成年代の保護者

タイトル長っ!と思いつつ、読み始める。
まずははプロサッカー選手の懐事情から本書は始まる。Jリーグプレイヤーの平均年収は、J1で2600万円、J2で400万円、J3はプロ契約も少なく300万円程度とのことである
J2以下だと給与は大卒初任給よりも低いと指摘しており、サッカーでメシを食うにはまだまだ厳しい現実を突きつけられる。

高校でサッカーをやっている子のうち、プロサッカー選手になるのはおおよそ1,000人に1人。
毎年プロになるのは大学で60人程度、高校で60人程度である2種年代(高校年代)登録は約18万人なので、各学年6万人とすると、1,000人に1人の確率が弾き出される。
さらにはプロサッカー選手になるには「運も非常に重要」と説く。また高校に上がる際が大きな分岐点になるという。現在はスカウト網が充実しているので、ジュニア、ジュニアユース年代から秀でてる子はチェックされており、この段階で網にかかっていないと現実的には相当難しくなってくるということだ。

特別収録として、横浜の大豆戸ジュニアユースコーチのインタビューが大変面白い。育成年代の子を持つ親御さんは興味深く読んでしまうのでないだろうか。
その他、現在活躍中の選手がどのようにプロサッカー選手になったか?といった事例も豊富に収録されている
本書からは、プロになるには大変ですよ、なったらなったでも大変ですよ、というメッセージが伝わってくるが、然しながら、親としてはどうしても夢を見てしまうことは避けられない。現実を踏まえてどのように子供をサポートしていくべきかを考える上で、一読してもいい本だと思う。

サッカー本/書評
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No Football, No Life.

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