中学年代でのサッカーの進路としては、「学校の部活」もしくは「クラブチーム(ジュニアユース)」の選択肢がありますが、よりハイレベルな環境を求めるのであれば、クラブチーム(ジュニアユース)を目指すことになると思います。
ところで、セレクションに合格し、晴れてクラブチーム(ジュニアユース)に所属した場合、3年間でどのような大会(公式戦)があるのでしょうか?
このページでわかること
※東京都の場合
ちなみにジュニアユースに入るにはセレクションがあるところがほとんどです。セレクション内容や合格率などは以下の記事をご確認ください。
また、東京都のクラブチーム(ジュニアユース)一覧、及び過去リーグ戦の実績からのジュニアユースランキングは下記にまとめてあります。
U13における大会(公式戦)
U13では「2つのトーナメント戦」と関東を舞台とした「関東リーグ」があります。
東京都クラブユースサッカーU13選手権大会
U13(中学1年生)年代における東京都の頂点を目指す大会となります。
レギュレーション次第というところもありますが、通常は1次リーグから4次リーグまで上位勝ち抜けのリーグ戦を行い、その後にノックアウトステージとして決勝トーナメントがあります。
開催時期:例年6月〜翌年2月
下記は2019年度の結果です。
2019年度は「FC東京むさし」が東京都チャンピオンに輝きました。
東京フレッシュカップU13
チーム次第というところもありますが、どちらかというとBチーム向けの大会としての位置づけかと思います。
こちらは1次リーグの上位チームがノックアウトステージに挑みます。
開催時期:例年10月〜翌年2月
2019年度は「FC多摩」が優勝しました。
関東ユースサッカーリーグU13
関東サッカー協会が主催するリーグ戦で、1部リーグとして8チーム×2ブロック、2部リーグとして8チーム×2ブロックの計32チームで構成されます。
当然、関東の強豪チームで構成されるリーグ戦ですので、どのチームでも参加できる訳でなく、上記の東京都クラブユースサッカーU13選手権大会で優勝しないとこのリーグには参入できません。
開催時期:例年5月〜12月
2019年度結果は以下の通りです。
U14における大会(公式戦)
U14では「2つのトーナメント戦」があります。
東京都クラブユースサッカーU14選手権大会
U14(中学2年生)年代における東京都の頂点を目指す大会となります。
レギュレーション(競技方式)はU13選手権大会と同じです。
開催時期:例年6月〜翌年2月
2019年度は並み居るJ下部ジュニアユースを抑えて「街クラブ」の「FC多摩」が東京都の頂点を掴みました。
東京フレッシュカップU14
こちらのレギュレーション(競技方式)もフレッシュカップU13と同じです。
開催時期:例年10月〜翌年2月
2019年度は「FRIENDLY」が優勝しました。
U15における大会(公式戦)
ジュニアユース最終年度となるU15では「3つの大会」があります。
いずれも関東や全国につながってくる重要な大会となります。
日本クラブユースサッカー選手権U15大会
関東大会、そして全国大会へと続くクラブチーム(ジュニアユース)の日本一を競う大会となります。
通称:クラ選
東京予選では1次リーグを勝ち抜いたチームがノックアウトステージのトーナメントに進みます。
開催時期
(東京予選)例年4月〜5月
(関東予選)例年6月〜7月
(全国大会)例年8月
2019年度大会の関東大会に駒を進めた東京代表は12チームありました。
高円宮杯全日本U15サッカー選手権大会
クラブチーム(ジュニアユース)、中体連(中学校の部活)が参加し U15年代の日本一を競う最大規模の大会となります。
一発勝負のトーナメント戦です。
通称:高円宮杯
開催時期:
(東京予選)例年8月〜10月
(関東予選)例年11月
(全国大会)例年12月
2019年大会では6チームに加え、関東リーグ所属チームが東京代表となりました。
高円宮杯U15 Tリーグ
クラブチーム(ジュニアユース)、中体連(中学校の部活)が参加するリーグ戦です。
3部構成のカテゴリ(T1~T3)を持っており、その年度の順位によって、翌年度の昇格・降格が決まります。Tリーグで上位成績を収めると、関東リーグU15への参入権を手にします。
昨今の育成年代では、如何に高いレベルでの試合で経験を積むかというところが重要ですので、通年で実施されるリーグ戦はより上のカテゴリを目指す、または維持するというのが自然な傾向だと思います。従って、ほとんどのチームがこのリーグ戦を最重要視しているのではないでしょうか。
開催時期:例年3月〜10月
2019年度成績はこちら
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