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「Jリーグ新戦術レポート2019」
著者は戦術面で多くの書籍を執筆している西部謙司氏です。2019年のJリーグは横浜Fマリノスが優勝して幕を閉じましたが、この一年を戦術面から読み解こうとした一冊です。
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書籍情報
タイトル | Jリーグ新戦術レポート2019 |
著者 | 西部 謙司 |
出版 | エルゴラッソブックス |
発刊 | 2020年2月2日 |
目次
第1章 Jリーグをシステムで読み解く
第2章 Jリーグの技術・戦術トレンド
第3章 18チーム戦術分析
第4章 2019年を象徴するベスト11
第5章 優勝クラブ番記者対談
書評
「J1リーグの戦術は、サッカー界を牽引するヨーロッパに比べて1年半程度遅れを取っている」という認識をもっていた筆者ですが、2019年においてはそのギャップをほとんど感じなかったと言います。
ヨーロッパで主流の4-3-3システム。2019年のJ1リーグを俯瞰してみると、このシステムを採用しているチームは皆無。これを丁寧に見て行くと、ヨーロッパの後追いではなく、J1を戦う上での必要性から戦術を作っていることが分かる内容となっています。
徹底して戦術面からJ1各チームの戦い方を振り返ってみようとする意欲的な書籍であり、なぜ横浜Fマリノスが強かったのか、についても詳細な分析を加えています。
戦術分析が好きな方は必読の一冊ではないでしょうか。
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