こういう試合でも勝てるなら、今季こそ初プレミア制覇行けんじゃね?
Match Information.
プレミアリーグ 2019-20 第11節
アストンヴィラ vs リバプール
@ヴィラパーク 2019.11.02 24;00 KICKOFF
■スタメン/基本フォーメーション
■Result
アストンヴィラ 1-2 リバプール
■得点
アストンヴィラ / 21分 トレセゲ
リバプール / 87分 ロバートソン・90+4分 マネ
私的レビュー
ここまでプレミアでは無敗を継続しているリバプール。マンチェスターシティと6ポイント差がついているとは言え、シティもそうそう勝ち点を落とすチームではないので、下位チームの今節においてもきっちり勝ち点3を取りたいところです。
リバプールのフォーメーションはいつも通りの4-3-3。アンカーはファビーニョに代わってララーナ。次節シティ戦が控えているので、イエローカードをため込んでいるファビーニョは温存ということでしょう。
マティプ負傷のため、ファンダイクの相方はロブレン。
リバプールはいつも通り、前線3人が相手のビルドアップを拒みに行く。
アストンヴィラの2CBがボールを持った際には、フィルミーノがアンカーであるナカンバをカバーシャドウしながらプレス。
マネとサラーはSBへのコースを消す立ち位置。これによってアストンヴィラのビルドアップはほぼ機能しなくなり、中盤、前線へのロングフィードを多用。これをリバプールが回収することで、ボールポゼッションを高めて主導権を握る。
しかし一方、アストンヴィラ。前線からのハードプレスが良く機能していたと思います。
最終ラインは上げ過ぎず、両WG、両IHが激しく上下動することでライン裏のカウンターをケアしながら、中盤にもにらみを利かせていく。
21分。アストンヴィラがセットプレーから先制。
先制された後、なかなか崩せないリバプールは後方からのロングボールで揺さぶりを掛ける。オフサイドにかかってしまいましたが、27分のシーン。
相手のクリアボールを回収したロブレンがロバートソンへロングボール。このパスが良かったと思います。アストンヴィラの4バックがその直前のプレイによって右サイドに寄っていたので大きなスペースができていました。
ここをうまく使えたことが大きいかと。
チャネルに走りこんできたマネに渡し、マネからフィルミーノへの絶妙なクロス。ほんの差でオフサイドでしたが、うまく崩せたパターンでした。
なかなかリバプールが得点に至らないポイントとして、上記のような揺さぶりによって生じてしまうスペースをアストンヴィラがうまく修正していたことが大きい。
例えば、40分頃のシーン。リバプールが右サイドでボールを保持してから、中央のワイナルデゥムへ。
マネが下がってきてボールを受けることで、DFを釣りだして裏のスペースを作りたかったですが、エルカジがしっかり戻ってそのスペースをカバー。
そして5バック気味のポジションでスペースをしっかり消す動きができていました。
エルカジが何度も下がってきて右SBの横のスペースをケアする一連の動きは非常に再現性が高かった。
後半、クロップ監督がカードを切る。
20分/
ワイナルドゥム → オリギ
サラー → チェンバレン
この交代により、フォーメーションは以下に。
チェンバレンが入ることで中盤の動きが活性化しましたね。惜しくも外れましたがチェンバレンの3連続シュートは得点の可能性を匂わせてくれるものでした。
しかし1点が遠い。アストンヴィラの粘りと集中力は途切れない。交代選手のハイプレスも否応なく襲ってくる。
が、しかしですね。
はい、リバプールはやはり強かったです。
クロップ監督はプレミア初黒星を意識した時間帯だと思います。
84分にマネのクロスにロバートソンがヘッド押し込み同点。
そしてドラマは最後に待っていました。アディッショナルタイム4分。アーノルドのCKにマネが後ろ向きヘッドで逆転に成功。
苦しみましたが、何とか、そしてきっちり勝ち点3を獲得。
この試合、アストンヴィラのハードワークは称賛ものでした。特にエルカジの運動量は半端なかったと思います。
リバプールは速攻にめっぽう強いですが、リトリートで対応された場合のアイディアが少ないので、引かせる前に攻め込んだ際には必ず仕留めるということをしていかなければなりませんね。
今日は下位チームとの一戦でしたが、次節は大一番、シティとの闘いが控えています!
コメント