
しっかり手入れしていれば長年使える革鞄(カバン)。
エイジングを楽しむのも革製品の魅力のひとつですね。
しかし、どうしても避けられないのが色落ち。
私の愛用していた「Kiefer neu | キーファーノイ | Ciao 2wayトートバッグ」も3年もすると徐々に色落ちしてきてしまいました。
鞄の色落ち補修を専門店で調べてみると・・・補修費は少なくても10,000円以上!
そこで、今回は自分で鞄の色落ち補修をしてみました!
使った補修クリームは「サフィール レノベイティングカラー補修クリーム チューブ」です。
そもそも鞄は何故色落ちしてしまうのか?
そもそもなぜ色落ちしてしまうのでしょうか?
その原因から調べてみました。
色落ちの原因は主に「水」のようです。
日常的に屋外で使う場合、雨や汗の水分で色落ちするとのことでした。
補修前の鞄はこんな感じに色落ち
ネイビーが綺麗な鞄だったのですが、仕事で毎日使っているうちに四隅を中心に色落ちしてしまいました。
トートバックですので肩掛けした際に擦れる部分も色落ちしてしまいました。
さすがにこれでは少しみすぼらしい・・・。


補修専門店で調べてみると、このサイズの補修は10,000円以上するので、ちょっと二の足を踏んでしまいます。
そこで今回使ったのが「サフィール レノベイティングカラー補修クリーム チューブ」です。
サフィール レノベイティングカラー補修クリームって何?
サフィールはフランスのAbel社の製品です。
1920年に誕生したサフィール(Saphir)は、今ではフランス製の一流シューケア・レザーケアブランドとして認知されています。
皮革のケアと補修用品の品質についての世界的なリーダーとして、伝統的な製造工程とプレミアム品質の原料を適切に調合することにより、サフィール製品はあらゆる種類の革の保護と美しさを保つためのクオリティーブランドとして世界5大陸の65カ国以上で広く愛用されておます。 そのサフィールブランドの掲げる目標とポリシーは「常にその商品が最高の効果を発揮するために、厳選した天然原料から製品を製造し提供すること」で、テレビン油、ビーズワックス、カルナバワックス、オゾケライトワックス、ラノリン、ホホバオイル、ミンクオイル、ニートフットオイル、スウィートアーモンドオイルなどの天然原料にこだわり、革に悪影響を及ぼす合成樹脂やシリコンなどを配合することのない世界で唯一のブランドです。
サフィールブランドの製品はあなたがたの大切な持ち物の価値をより高めながら、気まぐれな天候からも守ってくれます。参照元:saphir-jp.com

製品の特長
サフィール補修クリームには以下のような特徴があります。
- べたつかず、しっかり着色でき、乾いた後は色移りしません!
靴だけでなく、バッグやレザージャケット、革小物のカラー補修に使用できます。- 全40色以上のカラーラインナップ。絵の具のように色を混ぜる事も可能です!
フランス製ならではのキレイで豊富なカラー。色を混ぜ合わせることで、様々な色を作り出せます。- 色調整やはみ出しのリセットができます!
リムーバーを使えば簡単に落とせるので、万一失敗してしまった場合でも安心です。
参照元:saphir-jp.com
カラーも以下の通り豊富にありますので、お使いになっている革製品にあわせて選べますね。
画像元:saphir-jp.com

それではサフィール補修クリームを使って補修開始!
まずはブラッシングでほこり等を取り払いましょう。
傷がある場合、その傷が立体的であれば、周りを紙やすり等で軽く削って表面をフラットにしておきましょう。
そして準備が整ったら、いざ色塗りへ!
最初はきれいで柔らかい布につけて塗り始めたのですが、細かいところが塗りづらいため、すぐに指に付けて塗る方法に切り替えました(でもこれは失敗)。
指だと細かいところでも作業しやすいのですが、クリーム自体に伸びがないため、一度に広範囲に塗れません。
そのため重ね塗りを繰り返す結果となり、色ムラが出てしまいました。
そこで、クリームを少し水で薄めて、布に取ってから「重ね塗り」するように広い範囲に伸ばすように塗ったところ非常にうまく塗ることができました!
鞄の半分を塗った画像です。
左側が塗る前、右側が塗ったあとです。
深く色が入っています!

塗り終わったら、10分位乾かします。
その後、きれいな布で磨くと、驚くほどいい色あいに戻りました!
具体的な利用方法はこちらもご参照ください。
指についたクリームは落ちる?
指についたクリームは水で落ちます!
少し乾いてくると若干ごしごし洗う必要がありますが、落ちないということはありませんでした。
補修した後にクリームが服につかないの?
翌日からガンガン仕事で使っていますが、ワイシャツやスーツに色が移ることはありませんでした。
サフィール補修クリームによるビフォーアフター



見事に色落ちが復活し、深い色合いを取り戻しました。
角の色落ちが一番気になっていたのですが、こちらも納得のいく補修ができました。
最後に
愛用する鞄が色落ちしてしまったとき、新しいものを買うか、専門店に 補修に出すか迷いましたが、サフィール補修クリームを使って大正解でした。
これでまたしばらくお気に入りの鞄を使えそうです!
補修はやり方や革の特性などにより失敗する場合もあるとのことなので、必ずご自身のご判断で行ってください!
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