プレミアリーグ2019-2020 開幕戦
リバプール vs ノリッジ
@アンフィールド
いや、もう既に仕上がっていたんではないでしょうか。
そんな言葉を言いたいくらい、リバプールの内容は良かったと思います。
昨季は14年振りのチャンピオンズリーグを制して、名実ともに欧州王者となった訳ですが、
プレミアリーグではマンCに惜しくも勝ち点差でやられ、いいのか悪いのか「世界最強の2位」との称号も。
そして、開幕戦。対戦相手は、2部(チャンピオンシップ)から昇格したノリッジ。
夏の補強は事実上即戦力はなかったので、今季のメンバー構成は大きく変わらず、クロップのハードワーク、プレッシングサッカーは健在、というより円熟。
フロント3は左から、オリギ、フィルミーノ、サラー。中盤はアンカーにファビーニョ、インサイドにワイナルドゥムとヘンダーソン。両サイドバックはロバートソンとアーノルド。CBはファンダイク、ゴメスで、GKがアリソン。
代表試合の関係で合流が遅れていたマネがベンチスタート。クロップサッカーでは、まず走れること。これが超重要なのでこの采配は当然かと。代わりに入ったオリギは非常に良かったと思います。縦に無理に突破するのではなく、ロバートソの上がり待ちや中盤ヘンダーソン、ワイナルドゥムへの配給を担い、左サイドの起点となっていました。マネは替えの利かない選手ですが、長丁場のシーズンを考えるとやはりフル稼働は難しいので、オリギの価値が十分に高まった試合。
フィルミーノはやっぱり非常にいいと改めて。ゼロトップの位置で神出鬼没。特にサラーとのコンビネーションが抜群でした。サラーのようなスピードスターが全力でドリブルしてきて、フィルミーノに一旦預けた際、サラーのスピードを落とさずにワンツーで返す、もしくは、その勢いのままに反転して切り込むような動きを頻繁にしていましたね。
今季プレミア初得点は、ノリッジのオウンゴールでした。
そこから、サラー、ファンダイク、オリギの圧巻の3発。前半で勝負あり。
何度も縦に突破する動き、そしてダメならまた戻して作り直す。
ほとんどの時間をノリッジ陣内でゲームしていたと思います。
解説の粕谷氏も「ありきたりの言葉になっちゃいますが、リバプールは強いですねー」と。
そう、強いんですよ。相手が格下(ファンの方ごめんなさい)というのもありますが、開幕戦にも関わらず、しっかり横綱相撲できたところに、既に仕上がってる感を感じました。
痛手は、GKアリソンの負傷ですね。もともとリバプールは、DFとGKが弱点と言われ続けていていて、ようやくワールドクラスのファンダイクとアリソンを獲得できたことが、今の快進撃の始まり。
その重要なピースの一つであるアリソンを欠場する事態が開幕戦で生じてしまったのは残念。ニュースによると最低4週間の離脱だとか。
まあ、サッカーに負傷はつきものですし、こういうのを乗り切っていかないと真のチャンピオンとは言えないですからね。一試合一試合楽しんでいきましょう。
コメント